学ぶなら、こんな書籍がお勧め

Flashでもインタラクティブ・アートを作成できる

インタラクティブ・アートをする上では先に紹介したプログラミングソフト、それについて指南書として発売されている書籍などを利用すれば、それなりに堪能することは出来る。もちろん本格的に学ぶことを前提にしているのであれば、大学を始めとした教育機関に通学することをお勧めだ。全くこの業界に片足を突っ込んだこともなければなおさらだ、初心者がどうこういって入っても正直付いていけないと思う。アート系プログラミング言語を利用することになるため、まずはその技術を学ぶところから始めなければならない。

アート系プログラミングはまだ勉強中ではあるが、Flashについてはそれなりに利用することができるから、それで何とかインタラクティブ・アートは出来ないかという声が出るかもしれない。結論から先に述べると、Flashでもインタラクティブ・アートをすることは出来る。ただFlashでやるにしても実際に絵を描いてからという人もいれば、コードをがっちりと入力するという人に分かれるという。どのような作業をするかは人によりけりになるが、そういったことも含めてFlashを使用してもインタラクティブ・アートを学べる書籍も実際に販売している。どんな教本がお勧めなのか、考察を加えながら紹介していこう。

ActionScript1&2の場合

Flash Math Creativiry
ここから紹介する教本については日本語のものもあるが、洋書のみとなっているものもあるため、その点については了承してもらいたい。ではまず始めに紹介するのは、こちらは日本語訳されていない、洋書原点のみとなっている『Flash Math Creativiry』というものだ。この書籍は初等数学と工夫によって、いかにイメージや動きを引き起こすかを紹介している。内容は初心者に最適なものとなっており、数行のシンプルなコードによる習作から徐々に作品を発展させていくスタイルとなっているため、難易度も少しずつ上げていくことが出来る。
New Masters of Flash
Flash技術が開発されたばかりの情報が多数掲載されている書籍となっており、現在ではあまり使用することができないものが掲載されている。紹介するからにはもちろん役に立たないというわけではなく、ただ知識として情報を入れておけば困ることはないとそんな風に思っていればいいだろう。

ActionScript3の場合

ActionScript 3.0 アニメーション
次に紹介するのは1と2の後継、バージョンアップされた3.0にて利用するとが出来る『ActionScript3.0 アニメーション』だ。こちらはプログラミングソフトとして、プログラミングとアニメーションの両方を学ぶことが出来る教本となっている。初心者には少し難易度の高いものとなっているが、ある程度の知識と技術を持っている人ならこちらの書籍がお勧めだ。初等数学から物理学、3Dまでの基礎知識を簡単に学習することが出来る。

情報ビジュアライズ本

Visualizing Data
先に紹介しアート系プログラミング言語でもある『Processing』を作り出した人が著した作品で、多量情報をいかにしてコードで可視化することが出来るのかを解説している書籍となっている。ビジュアライズのコンセプト、ならびに5~6個の可視化プロジェクトのコードと解説が収録されている、本格的なコードによる情報可視化本となっている。

その他、お勧めの資料

Design By Numbers
先に紹介した書籍以外にもお勧めとなっているものはある、その中の1つとしてアルゴリズムを応用して絵を描いていた前田ジョン氏が著した『Design By Numbers』もまたインタラクティブ・アートを気軽に行うことが出来る。論理式やセルラーオートマータ、ノード、経路探索といった情報科学についての基礎知識についても解説している。内容的に少し難しいため、多量情報のデータ管理や計算といったものを理解する際に便利となっている。
情報デザインー分かりやすさの設計
情報を可視化することについて焦点を当てているもので、多数の人の視点で描かれているのが本書籍の特徴となっている。複数人の視点で描かれているため説得力としては十分なのかもしれないが、ややテーマから逸脱している部分はあるものの、情報の可視化についての基礎知識を学ぶ上では非常に便利なものだ。

インタラクティブ・アートをやるにはプログラミングは必須

今更ながらだが、インタラクティブ・アートについて述べているわけだが、これは基本的にプログラミング言語を利用することが出来る人、もしくはこれから習おうとしている人に向けて執筆している。ただ中には当然面倒なことはしたくないから手っ取りばやくアートとして取り組みたいと考えている人もいるかもしれない。そんなことを考えている時点でどうかと思うところではあるが、はっきりいってそんな考えを持っている時点で既にプログラミング言語としても、インタラクティブ・アートとしても、どちらを学ぶことは出来ない。現代におけるこのジャンルの芸術を実践的にやろうとしたら、まずは基本的なプログラミングに関して基礎知識を蓄えておかなければならない。まずは利用することが出来るというスタートラインにたっていなければ、何も始まらないのだ。

この問題については特に大学で問題を抱えているところが多いと思う。大学ともなれば人によって勉強に対する取り組みは異なってくるものだ、やる気次第でいくらでも勉強も出来れば、怠けようと思えばいくらでも出来る。但しこうしたプログラミング言語を取扱う理工系の学部は、基本的に休みなく勉強していなければ学生感による勉学の習熟度は離されてしまう。本来なら遊んでいる時間もないのだが、授業だけ出ていてもこうした技術は中々身につかない。そのためガッツリとは言わないが、最低限でもやっていなければ話にならない。いないとは思うが、そうした意味でも大学でのこうしたプログラミングに関する授業は非常に大事なため、学生諸君には励んでもらいたいところである。